ベーシックの中に、ちゃんと「理由」がある。

毎冬、同じように寒い。
でも、同じように着ぶくれして、同じように我慢する必要はないと思っています。
違いが見えにくいインナーだからこそ、私たちは「不快を減らす実用性」にこだわりました。
着た瞬間の刺激のなさ。長時間着たときのムレにくさ。
そして、“ずっと続く安心感”。
その積み上げの答えが、ヒートラブウールです。
“暖かい”より先に、“気持ちいい”。

暖かさって、数字だけで語りきれません。
同じ温度でも、肌に触れた瞬間に「今日はこれならいける」と思える日がある。
逆に、ちょっとしたチクチクやムレで、一日ずっとストレスが残る日もある。
ヒートラブウールが狙ったのは、後者を消していくこと。
暖かいのに、肌が身構えない。
この感覚を、ベーシックの“当たり前”にしたかったんです。
17.5ミクロン。肌触りを、数値で語れるウール。

「17.5ミクロン」と言われても、最初はピンと来ないかもしれません。
これは、ウールの“細さ”の話です。
繊維が細いほど肌当たりはしなやかになり、チクチクの原因になりやすい刺激が出にくくなります。
ヒートラブウールは、従来モデル(20.5ミクロン)やウールシルク(19.5ミクロン)よりもさらに細い繊維を採用。
“暖かいのに、やさしい”。その理由が、ここにあります。
そしてここが、いちばん大事なところ。
細い繊維の価値は「高級」よりも、“ストレスが減る”ことにあります。
肌に当たるたびに意識がそっちへ持っていかれるような、小さな違和感。
それが減ると、暖かさは“我慢の結果”ではなく、自然に続くものになる。
インナーは、主役じゃない。
だからこそ、「着ていることを忘れる着心地」が、いちばん強い。
ヒートラブウールはそこを取りに行きました。
ムレにくさが、冬の快適さの“差”になる

寒い日の不快は、冷気だけじゃありません。
室内に入った瞬間の暖房。電車の混雑。歩いた後の汗。
冬はこの“湿度の揺れ”が、じわじわ体力を奪います。
メリノは、湿気を取り込み、放しやすい素材として語られることが多い。
結果として、肌がベタつきにくく、冷え戻りもしにくい方向に寄せられる。
ヒートラブウールが欲しかったのは、ここです。
暖かい、だけじゃなく、「着続けられる」。
極寒の日に、最後まで気持ちが折れないインナー。
“ニオイのストレス”が減ると、冬はもっと自由になる

冬は毎日洗濯できない日もある。
外出が続く日、旅行、出張、連日の現場。
そういうとき、インナーのニオイ不安は地味に効いてきます。
メリノは防臭性が語られる素材で、連日の着用にも向く、と紹介されることが多い。
“気にしなくていい”が増えるほど、冬はラクになる。
ヒートラブウールは、こういう安心感もベーシックの価値だと考えています。

ヒートラブウールは、外にいる時間が長い人向け

ヒートラブウールは、シリーズの中でも「極寒の一日」向けで登山・観戦など、丸一日外で過ごすシーンを想定しています。
ヒートラブは、着た瞬間から「暖かい」と分かるタイプ。
言うなら、“着るストーブ”です。
一方、ヒートラブウールは、派手に熱くなるというより、じんわり続くタイプ。
長時間着るほど体がポカポカしてくる。言うなら、“着るこたつ”です。
数値(clo値)だけを見ると、より暖かいのはヒートラブ。
でも、長時間の保温感や、ムレにくさ・さらっとした快適さまで含めると、ウールが気持ちよくハマる人も多い。

暑がりの方だと、ヒートラブは暖かさが強くて汗をかくことがあります。
その点、ウールは肌面がさらっとしやすく、長時間でも過ごしやすい。
ヒートラブシリーズが初めてなら、まずは“分かりやすい暖かさ”のヒートラブ。
すでに体験済みで「より上質に、長く心地よく」を求めるなら、ヒートラブウール。
そんな選び方がおすすめです。
ノンミュールジング・ウールという選択

ヒートラブウールは、着心地だけでなく、素材の背景にも目を向けています。
ミュールジングは、羊を害虫被害から守る目的で行われてきた一方、羊に痛みや負担を伴う処置として議論のある方法です。
私たちは、ミュールジングを行わずに育てられた羊から得られるノンミュールジング・ウールを選び、動物福祉に配慮した素材選定を進めています。
ヒートラブウールを、気持ちよく着るコツ

この一枚の良さは、着方でさらに伸びます。
・最初は素肌に近い状態で試す
フィット感や肌触りの“体感”がつかみやすい
(肌が敏感な方は薄手インナーの上でもOK)
・暑くなったら、上だけ調整
インナーは一定にして、ミドル/アウターで温度調節すると快適さが続きやすい
・洗濯はやさしく(40℃以下推奨)
乾燥機は避け、脱水後はすぐ陰干しで風合いを守りやすい
冬の“上質な基準”を、ヒートラブウールに。

ベーシックは、派手さで選ばれません。
だからこそ、差が出るのは「着た後」です。
着た瞬間の刺激のなさ。
長時間でもムレにくいこと。
そして、毎冬ちゃんと頼れること。
違いが見えにくいインナーだからこそ、私たちはそこを削りませんでした。
冬の上質な基準を、ヒートラブウールに。





